今週の全米アルバムチャート(Billboard200)は、ポストマローン(Post Malone)の『Hollywood’s Bleeding』が2位以下と大差をつけ、初登場1位を記録しました。
【米ビルボード・アルバム・チャート】
ポスト・マローン、今年最大の週間ストリーミング数獲得で2作連続首位
1位 ポスト・マローン
2位 テイラー・スウィフト
3位 メラニー・マルティネス
4位 ヤング・サグ
5位 リル・テッカhttps://t.co/RFdSoPfRIb#Billboard200 pic.twitter.com/c8MktNaJBS— Billboard JAPAN 洋楽 (@BillboardJP_INT) September 17, 2019
ポストマローンのアルバム1位獲得は、前作『Beerbongs&Bentleys』に続き2作目。初動ポイントは、前作をわずかに超える約49万ユニットを記録しております。
アルバムからは、シングルチャート(HOT100)で首位獲得を果たした「Sunflower」、同チャート2位の「Wow.」、3位に初登場した「Goobyes」、そして今週4位に浮上した「Circles」の4曲がヒットし、セールス&ストリーミングの強化に繋げました。
出典:amazon
シングルを数曲発売した後、それらが収録されたアルバムをリリースするという、このプロモーション形態。日本では何ら不思議ではないですが、かつてのアメリカでは決してなかったスタイルです。
というのも、アメリカでは先行シングルを1曲発表した後アルバムがリリースされ、そこから数曲がシングルカットがされる、というのが主流だったから…
しかしながら、昨年~今年に発表されたアルバムは、そのほとんどがシングルを数曲先行リリースした後、アルバムが発売されている。ポストマローンを上回る初動ポイント(86万)を記録した、テイラースウィフトの新作『Lover』なんかもそうです。
言い方は悪いけど、シングルの売れ行きでアルバムをリリースするかどうか、“様子見”してるって感じ(日本もそうだけど)。現に、シングルがまったくチャート上位にランクインしないため、アルバムがお蔵入りになったアーティストもいたりします。
ストリーミングがポイントの比重を占めるようになってからは、シングルが(割と)上位にランクインしやすくなりました。故に、シングル曲の役割も変わりつつあるのか…と。
ストリーミングが強化されるようになってからは、ベテランアーティストたちがこぞって苦戦を強いられております。
かつては出せば上位に…だったマライアやマドンナなんかも、TOP10入りどころか上位40位内にもランクインできない事態に陥っております。時代といえば時代なんだけど、若層に寄り過ぎてる感がしないでもない。
【米ビルボード・ソング・チャート】
リゾが3週目のNo.1、オジー・オズボーンが30年ぶりにTOP10入り
1位 リゾ
2位 ショーン・メンデス&カミラ・カベロ
3位 ポスト・マローン
4位 ポスト・マローン
5位 ビリー・アイリッシュhttps://t.co/7MG5PCGGCh#Hot100 pic.twitter.com/UzpZkj12Ww— Billboard JAPAN 洋楽 (@BillboardJP_INT) September 17, 2019
そんな中、ポストマローンの功績にあやかって(?)オジー・オズボーンが30年ぶりにTOP10入りを果たしました。カニエ&リアーナとコラボしたポールマッカートニーなんかもそうだけど、ベテランアーティストが上位にランクインするには、若手と組むしか術がない…のカモしれない。
しかし、曲がまったく売れていない(セールス)のに、「何回視聴されたか」で上位にランクインできるようになった、このストリーミング時代。リスナーからしてもとってもありがたいし便利なんだけど、かつて何万もかけてレコードをあさってた身としては、なんだか…という心境です。
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