本日発表されたビルボードチャートは、マライアキャリーの「All I Want for Christmas Is You(恋人たちのクリスマス)」が首位を獲得…
【米ビルボード・ソング・チャート】
リリース25周年の「恋人たちのクリスマス」が初首位、
ホリデー・ソングが席巻
1位 マライア・キャリー
2位 ポスト・マローン
3位 ブレンダ・リー
4位 ルイス・キャパルディ
5位 リゾhttps://t.co/o5qEdMa7if#Hot100 pic.twitter.com/MjYNJCamCj— Billboard JAPAN 洋楽 (@BillboardJP_INT) December 17, 2019
ってこれ、1994年にリリースされた曲ですけど？
そうなんです(？)。そうなんですけど、まぎれもなく2019年12月21日付チャートです。
何故こういった現象が起きたのかといいますと、2014年からチャートのポイントに「ストリーミング数」が加算されることになったから、なんですね。ストリーミングポイントは、スポティファイやアップルミュージックなどのストリーミングサービスで「聴かれた回数」のこと。
ダウンロードも激減し、ほぼ「視聴」がメインとされる昨今では、ストリーミングポイントをいかに稼げるかがヒットに直結します。2019年の年間上位にランクインした楽曲も、ストリーミングの強い曲ばかりでした。
そんなワケで、クリスマスシーズンを迎えた11月下旬あたりから“ホリデーソング”が続々とチャートに登場。「恋人たちのクリスマス」はその中でも特に上昇率が良く、リエントリーからおよそ5週でNo,1に到達しました＝それだけ「聴かれてる」ってことですね🎄
There’s just about a week left until Christmas! No wonder we’ve got @MariahCarey playing on repeat. 🎄 https://t.co/QjrsHYUzl1
— Spotify News (@SpotifyNews) December 17, 2019
出典:@SpotifyNews
マライアは、これで全米シングルチャート19曲目の首位を獲得。歴代1位はビートルズの20曲ですが、その記録に王手をかけた…ということになります。歴代3位はリアーナの14曲。5曲と大差をつけているのでまだ余裕ですが、リアーナの勢いからすると追いつかれる可能性もなきにしもあらず…
もしくは、マライアが新曲で新たな1位を記録し、ビートルズと並ぶか。…と、こんな感じでハマっていくのがいわゆる“チャートマニア”なんでしょう(か？)
さて、ハナシはマライアの全米チャート記録に戻り。今週「恋人たちのクリスマス」がNo,1に輝いたことで、90年代にリリースしたオリジナル・アルバムからの先行シングル(ファーストシングル)全てが1位を獲得した、ことになります。
出典:Mariah Carey
デビューアルバム『Mariah Carey』(1990年)からは、4週のNo,1をマークしたデビュー曲「Vision of Love」
出典:Mariah Carey
2nd『Emotions』(1991年)からは、日本でも度々メディアに取り上げられる人気曲「Emotions」
出典:Mariah Carey
ライブ盤『MTV Unplugged』(1992年)からは、トレイロレンツとデュエットしたジャクソン5のカバー「I’ll Be There」
出典:Mariah Carey
3rd『Music Box』(1993年)からは、ヒップホップシーンにもアプローチした「Dreamlover」
出典:Mariah Carey
そして、リリース25周年を迎えた『Merry Christmas』(1994年)から「All I Want for Christmas Is You」
出典:Mariah Carey
4th『Daydream』(1995年)からは、トムトムクラブの「Genius of Love」をネタ使いした「Fantasy」
出典:Mariah Carey
5th『Butterfly』(1997年)からは、パフダディー(名前定まらず)がプロデュースした「Honey」
出典:Mariah Carey
6th『Rainbow』(1999年)からは、Jay-Zとコラボレーションした「Heartbreaker」
これらは、アルバムからの先行シングル(1stシングル)であって、2ndシングル以降の曲が1位を獲得したアルバムもたくさんあります。何せ、1位を記録した全19曲中、14曲が90年代に記録したものだし(ね)。
この名誉ある快挙達成に本人もご満悦…
Congratulations, @MariahCarey! 👏 pic.twitter.com/zJxHyTfpGf
— billboard (@billboard) December 18, 2019
出典:@billboard
SNSでは、そのうれしさをアピールしまくってます。自分への評価次第でここまでテンションが変わる人も珍しい(純粋なんだね)
洋楽曲のシングルとしては異例の、日本でもミリオンを突破した「恋人たちのクリスマス」。ドラマ『29歳のクリスマス』に起用されたことがヒットの主な要因かと思われますが、あれから25年。日本のみならず、全世界の「クリスマスの定番曲」となった同曲の全米1位獲得に、なんだかおっさんも嬉しさがこみ上げてきてしまい…
出典:amazon
このネタを綴った次第です。
しかし、この曲は毎年(しつこいくらいに)流れてくるからさほど違和感ないものの。ドラマの放送から「25年」も経ったのかと思うと…
出典:@mariahcarey
ゾっとします。今や松下由樹なんてどっしりとお母さん役だし、マライアも面影があるようで、ないような…だし。25年後(65歳)なんてもっとあっという間でしょ💀
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