「いい」というか個人的に好み、という意味で…
夏本番。台風接近に伴い、また梅雨時期のような蒸し暑さが続く今日、この頃ですが
「音」でも涼がとれることをご存知でしょうか。
例えばですね、「野外での運動は原則避けましょう」と防災速報から通知がくるような猛暑の日。正午の太陽照り返す時間に、アスファルトを駆け抜ける際…
出典:Aerosmith
エアロスミスの「Jaded」を聴きながら歩くのと
出典:Amos
エイモスリーの「Arms Of A Woman」を聴いているのとでは、体感温度に差が生じる…というワケです(※個人差があります。ちなみに「Jaded」も大好きです。というかなんでこの2曲…)
非エレクトロ、スロウテンポ、エコー効果など、サウンド面で涼しさを表現することはどのアーティストでもできるワケですが。“声”はもって生まれたものだから、涼しい風を運ぼうにも限界がある。スティーヴン・タイラーじゃ、壊れたエアコン状態(意味不明)。
歌手にとってもっとも重要なのは、歌唱力やサウンドセンスよりも「声質」だと、そう分析しております(顔も?)。まあ、何目線だってハナシなんですけど…
前置きが随分長くなってしまいましたが、その「清涼感」を声で表現できるJ-POP界の代表格といえば、(個人的に)表題の今井美樹なんです。
今井美樹といえば、夫・布袋寅泰がプロデュースした「PRIDE」や「RUBY」などの大ヒットが真っ先に出てくるワケですけど。それはそれでいいとして、“清涼感”という意味でもハズせないのが、初期の3作。
出典:amazon
中でも、2ndアルバム『elfin(エルフィン)』はマスト。シングル「野性の風」が、むしろオマケ的な役割になっている(ってワケじゃないけど)くらい、捨て曲ナシの名盤です。
出典:Miki Imai
とくに、ボサノヴァを基とした「ポールポジション」と、武部聡志大先生がプロデュースした「ふたりでスプラッシュ」は、体感温度が2~3℃下がる、まさに清涼感たっぷりの傑作です。
出典:Miki Imai
「クラブ・ロンリーハーツ・エキゾティカ」(すごいタイトル)のような歌謡ロックみたいな曲も、古臭くらなず、暑苦しくならないのは、唯一無二のクリスタルボイスあってのものです。
リリースは1987年の9月21日。バブルまっただ中の初秋頃ですが、(個人的には)夏本番の清涼剤として聴きたい1枚。
今井美樹の過去作は、ここ最近(突如)掘り返しはじめたんですけど。有名な曲じゃないのに既存感があるタイトルが多かったのは、おそらく姉の影響でしょう。
出典:crispy french
初のTOP10ヒットとなった「彼女とTIP ON DUO」は、今井美樹っていうより姉のボーカルVer.が原曲ですから(え…)。
布袋プロデュースの作品も、売れただけはあり(当然)クオリティは高く。2001年リリースの13thアルバム『AQUA』なんかは、この時季にハマるもハマる、ワールドミュージックを取り入れた傑作です。
うだるような暑さを、音でも解消しようと。ここ最近はお店でも涼やかなテイストの曲をいくつか厳選しております(美樹さんは気が散りそうなので流してません)。
洋モノの今井美樹的ポジション(とはちょっと違うけど)は、(個人的に)エイドリアナ・エヴァンズ。
出典:iRockit1st
ネオソウル系のアーティストなんだけど、アンジー・ストーンとかジル・スコットあたりのパワー系とはぜんぜん違うテイスト。ダイアナ・ロスもそうだけど、黒人女性シンガーも、こういう軽いタッチの方が(個人的に)好みです。
そういえば、日本の夏を代表するTUBE(というか前田)って、あんな暑苦しい声質なのに(お)どうして夏の定番になったのか、この駄文を書きながら思い更けていたんですけど
暑い夏に辛いカレーを食べたくなる
的な…(?)
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