毎年この時期になると上半期にヒットした曲を振り返っていますが
ここ2年くらい年間チャートの集計期間が早まり、10月中旬(昨年は2024年10月19日付まで)で締め切られているので
4月の時点で2025年の上半期は既に終了していたことになります…
【米ビルボード・ソング・チャート】ケンドリック・ラマー&シザ13週連続首位、テディ・スウィムズ歴代チャートイン最長記録に並ぶ https://t.co/8SGe7a4vln
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) May 20, 2025
ということで、遅ればせながら(?)2024年10月26日付から最新のチャートまでを振り返り
前期に流行った10曲をピックアップしてみたいと思います。
ケンドリック・ラマー&シザ「Luther」
出典:Kendrick Lamar
アルバム『GNX』のリリース翌週2024年11月29日にカットされた、3曲目のシングル。翌12月7日付で3位にデビューした後、上位をキープして登場13週目の2025年3月1日付で1位に到達。3月1日付からは、最新のチャート(5月24日付)まで13週連続でトップを独走しています。
ケンドリック・ラマーは6曲目、シザは3曲目の首位獲得で、R&B/Hip Hop、Rapの両チャートでも21週間1位を独占中(5月24日付時点)。様々な記録を塗り替えて、年間チャートでは1位か2位にランクインするのではないかと予想しています。
この曲のサンプリングソース「If This World Were Mine」は、ルーサー・ヴァンドロスとシェリル・リンが1982年に発表した名バラードなんですけど、この曲もマーヴィン・ゲイとタミー・テレルが1967年にリリースした原曲をカバーしたもので、カバー曲をサンプリングしているという少々ややこしい(?)設定です。
ケンドリック・ラマー「Not Like Us」
出典:Kendrick Lamar
ケンドリックといえば、2月に開催されたグラミー賞での「年間最優秀楽曲賞」と「年間最優秀レコード賞」の2冠達成、その翌週に開催されたスーパーボウルのハーフタイムショーでのパフォーマンスが、大きな話題を呼びました。
その効果で、「Not Like Us」は昨年の7月20日付以来29週間ぶりに返り咲き、2月22日付のチャートで通算3週目の首位を獲得。Rap Song Chartでは1位の獲得週を歴代最長の26週間に更新しています。なお、昨年の年間チャートでは6位にランクイン。
上半期は、「Luther」、「Not Like Us」、「Squabble Up」の3曲を1位に送り込み、アルバム『GNX』も大ヒットとまさに向かうところ敵なしの大活躍を遂げているケンドリック。ちなみに「Not Like Us」は『GNX』には収録されていない(今のところ)アルバム未収録のシングルです。
レディー・ガガ&ブルーノ・マーズ「Die With A Smile」
出典:Lady Gaga
リリースは2024年8月で、8月31日付で3位に初登場してから登場20週目の2025年1月11日付で1位に到達。2月15日付まで非連続で5週間1位を獲得して、最新のチャートでは3位にランクインするロングヒットを記録しています。
首位獲得週でいえば「Luther」の方が圧倒的に有利ですが、ビルボードはランクイン総週の方がチャートにおいては重要なので、年間1位予想は「Luther」ではなくて(今のところ)こっちの可能性が高いとみています。
この曲、3月にリリースされたレディー・ガガの新作『Mayhem』に収録されているんですけど、他の曲とのアンバランス加減が若干気がかりなところ…
ブルーノ・マーズ&ロゼ「APT.」
出典:ROSÉ
ブルーノ・マーズは、「Die With A Smile」に続きBLACKPINKのロゼとコラボした「APT.」も2曲連続でTOP3入りさせました。アメリカ(Hot 100)では3位どまりでしたが、グローバルチャートのGlobal 200では12週間首位を獲得。「Die With A Smile」はそれを上回る18週間をマークしました。
K-POP人気と耳にこびりつくフレーズが、日本でも大ウケして一世を風靡。「今年の上半期で最もヒットした知名度の高い洋楽」といえばこれと答える人も多いはず(?)
ビリー・アイリッシュ「BIRDS OF A FEATHER」
出典:Billie Eilish
昨年5月にリリースされたアルバム『Hit Me Hard and Soft』から2曲目にカットされたシングルで、同年6月22日付で9位にTOP10入りした後、10月12日付で最高位の2位まで到達。2024年の年間チャートでは15位にランクインしました。
今年の集計期間(2024年10月26日付~)に入ってからも4月12日付までTOP10に居座り、最新のチャートでも12位にランクイン=約1年間TOP20入りするという驚異的なロングヒットとなりました。グラミーの主要部門にもノミネートされましたが、受賞には至らず…
個人的にも大好きな曲で、2025年の「Spotifyまとめ」では1位を獲りそうな予感(?)
シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」
Shaboozey
驚異的なロングヒットといえば、この曲もしかり。昨年歴代最長の19週間という首位獲得週の大記録を打ち出して、2024年の年間チャートでは2位にランクイン。今年の集計期間に入ってからも、ホリデーシーズンを除けばほぼ全週でTOP10入りしています。
カントリーにクロスオーバーしたこの曲は、Country Song Chartでも45週間1位を獲得して、歴代2番目の記録に到達(1位はフロリダ・ジョージア・ライン&ビービー・レクサの「Meant to Be」)。2年連続で年間TOP10入りも期待できそうです。
以降「Good News」が最高34位を記録したものの(今のところ)なかなかヒットには恵まれず、“1発屋”で終わらないことを祈る…
テディ・スウィムズ「Lose Control」
Teddy Swims
その「A Bar Song」をおさえて昨年の年間チャートを制した(言わずと知れた?)大ヒット曲。首位獲得は2024年3月30日付の1週のみでしたが、最新のチャートではランクイン総週を歴代最長の91週目に更新。同様に、TOP10の滞在週も歴代最長の62週目に更新という“記録の塗り替え”を果たしまくっています。
1991年11月にLuminateがデータ追跡をはじめてからは、それ以前よりも上位にランクインしやすい傾向になりましたが、ここ最近は拍車をかけて“その傾向”が際立ってきていて、それに異論を唱えるチャートマニアも多いです(特にストリーミングの集計方法は)。
ベンソン・ブーン「Beautiful Things」
Benson Boone
「Lose Control」(1位)、「A Bar Song」(2位)に続き、2024年の年間3位にランクインしたベンソン・ブーンのブレイク曲。最高位は2位(2024年3月30日付)で、今年に入ってからもTOP10を行き来して最新のチャートでは未だ8位にランクインしています。
たしかに心に響くいい曲で、収録アルバム『Fireworks & Rollerblades』も「Slow It Down」など佳曲揃い。6月にはそれに続く2枚目のアルバム『American Heart』がリリースされる予定で、リードシングルの「Sorry I’m Here for Someone Else」、「Mystical Magical」がTOP40入りしています。
サブリナ・カーペンター「Espresso」
出典:Sabrina Carpenter
テイラーのツアーでサポートアクトとして登場&激押しされ、この曲で大ブレイクを果たしたサブリナ・カーペンター。2024年4月27日付で7位にデビューしてから、6月に最高位の3位まで上昇。8月リリースした同曲収録のアルバム『Short n’ Sweet』の反響で、年度をまたいだ今年の1月までTOP10にランクインしました。
そのアルバム『Short n’ Sweet』からは、「Please Please Please」(最高1位)、「Taste」(最高2位)の計3曲がTOP3入り。ドリー・パートンとデュエットした「Please Please Please」のリミックスを含むデラックス盤が今年の2月にリリースされて、アルバム、シングルどちらも再上昇しています。
曲調やキャラクター性からみると、日本でもっとブレイクしてもおかしくなさそうなんだけど…
モーガン・ウォーレン「Love Somebody」
Morgan Wallen
2024年11月2日付で1位に初登場してから上位をキープして、最新のチャートでは登場30週目で18位にランクイン。5月16日には同曲を収録したアルバム『I’m the Problem』がリリースされたので、おそらくTOP10復帰すると思われます。
『I’m the Problem』からは、その他にも先行シングルの「Lies Lies Lies」(最高7位)、「Smile」(最高4位)、「I’m the Problem」(最高2位)、「Just in Case」(最高4位)の計5曲がTOP10入り。正式なシングルとしてリリースされていないですが、ポスト・マローンとの「I Ain’t Comin’ Back」も8位にデビューして、計6曲を送り込んでいます。
ポスト・マローンといえば、両者のコラボレーション「I Had Some Help」も上半期のチャートで上位にしばらくランクインしていました。この曲は、2024年の年間チャートで4位を獲得。今年は年度が切り替わってもヒット“し続けている”曲の割合が高めです…
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