毎年この時期になると上半期にヒットしたアルバムを振り返っていますが
ここ2年くらい年間チャートの集計期間が早まり、10月中旬(昨年は2024年10月19日付まで)で締め切られているので
4月の時点で2025年の上半期は既に終了していたことになります…
【米ビルボード・アルバム・チャート】モーガン・ウォーレン2025年最大週間ユニットで1位、BTSのJIN初登場3位 https://t.co/eQKAjIa0cx
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) May 26, 2025
ということで、遅ればせながら(?)2024年10月26日付から最新のチャートまでを振り返り
前期に流行ったタイトル10枚をピックアップしてみたいと思います。
ケンドリック・ラマー『GNX』
出典:Kendrick Lamar
2024年11月22日にリリースされた通算6枚目のアルバムで、2024年12月7日付で1位に初登場。2月9日に開催されたスーパーボウルのハーフタイムショーと、フィジカルのリリース効果で2025年2月22日付で返り咲き、2週目の首位を獲得しました。以降、最新のチャート(2025年5月31日付)までTOP5にランクインし続けています。
アメリカ(Billboard 200)では通算5作目の首位を獲得で、アルバムからのシングル「luther」が、最新のチャート(2025年5月24日付)まで13週連続で1位を独走中。シングル&アルバムの年間チャートを制する可能性もありそうです。
5月末時点の登場総週は27週間。
シザ『SOS』
出典:SZA
リリースは2022年12月9日で、同年12月24日付~2023年3月4日付まで通算10週間の首位を獲得。年間チャートでは23年が3位、24年が6位に2年連続でランクインしました。
そして今年、2023年12月20日にデラックス盤に位置づけられるアルバム『LANA』がリリースされたことで、1月4日付のチャートで22か月ぶりに返り咲き、通算11週目の首位を獲得。最新のチャートまでTOP10にランクインし続けています。
本作からは「Saturn」、ケンドリックとジョイントした「30 For 30」がヒット。両者のツアーも絶好調で、今年はこの2人がチャートを席巻しそうです。
5月末時点の登場総週は129週間。
サブリナ・カーペンター『Short n’ Sweet』
出典:Sabrina Carpenter
初登場の2024年9月7日付から21日付まで3週連続で1位を獲得した後、10月12日付で4週目の首位を獲得。その後も上位をキープして、今年の3月1日付で再び2位にTOP3復帰しました。
3月にジャンプアップしたのは、2月14日に5曲の新曲を追加したデラックス盤をリリースしたからで、その効果もあって最新のチャートでは8位にランクイン。リリースから約8か月間TOP10に居座っています。
アルバムからは「Espresso」、「Please Please Please」、「Taste」の3曲がTOP3入りしました。
5月末時点の登場総週は41週間。
モーガン・ウォーレン『One Thing At A Time』
出典:Morgan Wallen
2023年の年間アルバムを制した3rdアルバム。2023年は通算16週間、2024年は通算3週間首位を獲得して、通算19週間という大記録を打ち出した金字塔です。
リリースから2年が経過した2025年も、ほとんどの週でTOP10にランクインしていて、3年連続で年間チャートTOP10入りも間違いなさそう。
なお、5月16日には4thアルバム『I’m the Problem』をリリースしたばかりで、これがまた凄い記録を叩き出しました。少し気が早いけど、年間1位は『GNX』じゃなくてこっちかな…
5月末時点の登場総週は117週間。
バッド・バニー『Debi Tirar Mas Fotos』
出典:Bad Bunny
リリースは今年の1月5日で、1月18日付のチャートで2位に初登場。翌25日付のチャートで1位に到達した後、最新のチャートまで21週間TOP10にランクインしました。
アメリカで大ヒットしたシングルはないものの、週毎安定したユニット数を獲得していることから、年間チャートでの上位ランクインは間違いなさそう。なお、2作前の『Un Verano Sin Ti』は2022年の年間1位に輝きました。
1位を獲得した1月25日付のチャートでは、「DtM」(2位)、「BAILE INoLVIDABLE」(3位)、「NUEVAYoL」(8位)の3曲がTOP10入りしています。
ビリー・アイリッシュ『Hit Me Hard And Soft』
出典:Billie Eilish
リリースは昨年の5月で、翌6月1日付のチャートで2位にデビュー。最高位は2位どまりでしたが、10月まで上位をキープして2024年の年間チャートでは11位にランクインしました。
今年(の集計期間)に入ってからも3月までTOP10にランクインして、最新のチャートまでTOP20を維持しました。2月15日付のチャートでは、グラミー賞のノミネートと「Birds of a Feather」のパフォーマンス効果でTOP5復帰しています。
5月末時点の登場総週は54週間。
チャペル・ローン『The Rise And Fall Of A Midwest Princess』
出典:Chappell Roan
リリースは2023年の9月で、昨年開催されたフェス(ガバナーズ・ボール)の出演や、著名アーティストから絶賛されたことで突如ブレイク。最高位は2位で、2024年の年間チャートでは12位にランクインしました。
ビリー同様、2月のグラミー効果で再び上位に浮上して、最新のチャートまでTOP20に粘り強く居座っています。アルバムに収録された「Pink Pony Club」は、リリースから5年を経て今年のチャートで最高4位まで上り詰めました。
5月末時点の登場総週は62週間。
タイラー・ザ・クリエイター『CHROMAKOPIA』
出典:Tyler, The Creator
前作『Call Me If You Get Lost』(名盤!)から約3年ぶり、7枚目のアルバムで、3作目の首位獲得、通算7作目のTOP10入り。シングルはいつもパっとしないものの、アルバムで本領発揮するのがタイラーの業。
それもそのはず、1位に初登場した2024年11月9日付では(発売日の理由から)集計期間が4日間だったにもかかわらず、約30万ユニットを記録。翌16日付(16万)、23日付(10万)と3週連続で10万ユニットを突破して、3週連続で1位を獲得しました。
シングルがパっとしないとはいったものの、アルバムからは「St. Chroma」(7位)、「Noid」(10位)がTOP10入り。「Sticky」もロングヒットを記録しています。
5月末時点の登場総週は31週間。
テイラー・スウィフト『The Tortured Poets Department』
出典:Taylor Swift
2024年4月リリースした通算11枚目のアルバム。初動2,610,000ユニットというとてつもない数字を叩き出して、5月から8月まで通算15週間の首位をマークして、同年の年間チャートを制しました。
2025年の集計期間では、12月にデラックス盤のフィジカルがリリースされたことで、12月14日付で約4か月ぶりに返り咲き、16週目の首位を獲得。翌21日付と2週間1位にランクインした後も、グラミーが開催された今年の2月まで粘り強くTOP10に居座りました。
アルバムからはリード・シングルの「Fortnight」が1位を獲得。内容自体は悪くないものの、あまりに強引すぎる策略で若干萎えた方も多いはず…
5月末時点の登場総週は58週間。
PARTYNEXTDOOR&Drake『$ome $exy $ongs 4 U』
出典:Drake
今年のバレンタインデーにリリースされた両者初のコラボ・プロジェクトで、ドレイクは17作目のTOP10入りと14作目の首位獲得。パーティネクストドアは、本作が通算4作目のTOP10入りで、初のNo,1タイトルを獲得しました。
ドレイクのソロやこれまでのコラボ・アルバムと比較すると、初動246,000ユニットと躍進した時のような勢いはなくなりつつありますが、それでも最新のチャートまで15週間連続でTOP10にランクインしているのは、その人気を物語ります。
アルバムからは、ドレイクのみのパフォーマンスで構成された「Nokia」が最高2位を記録。最高位に到達した4月19日付では、宿敵のケンドリックと1位、2位を独占する初のチャート・アクションも話題に…
昨年の傾向をみると、上半期の時点でまとめた10作ほとんどが、年間チャートでもTOP10にランクインしていました。
これ以外では、前述の『I’m the Problem』が上位にくることが間違いなさそうですが
あとは超大型の新作がない限り、今年もさほど変動はないかもしれない…(?)
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