【第61回グラミー賞】(2月10日)の開催が目前だというのに、それよりも今、アメリカの音楽業界はR.ケリーのネタでもちきりです。
そもそも誰なのか?という方も、少なくなかったりして…(特に若い人は)。
R.ケリーは、1990年にR.ケリー&パブリック・アナウンスメントという5人組グループでデビューし、92年にソロ活動をスタートさせた、ブラック・ミュージック界の大御所。
どれが“代表曲”って甲乙つけがたいほど、ヒット曲は山盛りあるんですけど。日本では『タイタニック』が大フィーバーを巻き起こしていた98年リリースの、セリーヌ・ディオンとのデュエット「I’m Your Angel」が有名っぽい(なのかな?)。
出典:RKellyTV
この曲や「I Believe I Can Fly」(1996年)といった、万人受けのつまんないメロウ(失礼)がある一方、当時のトレンドを取り入れた「Ignition」(2002年)などのアップも大ヒットさせ、その才能は高く評価されている、の…ですが。
出典:RKellyTV
この方、根っからのロリコンでして。児童ポルノ制作や未成年者監禁といった犯罪に手を出しては、開き直るかのような暴走を繰り返しているのであります。
R.ケリー、ドキュメンタリーへの反響を受け米検察局による犯罪捜査開始 https://t.co/jpaE6gRX6T pic.twitter.com/UBmxeJeh9z
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2019年1月9日
出典:@Billboard_JAPAN
それら性的暴行疑惑の証言をあつめたドキュメンタリーが、表題の『サバイビング・R.ケリー(Surviving R. Kelly)』。今年の1月3~5日にかけて放送され、大きな反響を呼びました。ニューイヤーから放送する内容か?って感じなんだけど…
放送後には警察まで動き出す事態に発展し、今なお波紋を広げております。
出典:Billboard News
これにより、前述のセリーヌやレディー・ガガ(Do What U Want)など、コラボしていたアーティストたちが続々とストリーミングサービスから楽曲を削除。ジョン・レジェンドやチャンス・ザ・ラッパーといった、R&Bシーンを代表する男性陣からも批判的なコメントが相次ぎ、SNSでは「#MuteRKelly」というハッシュタグが拡散され、ミュート状態に追い詰められているようです。
しかし当の本人、「俺を黙らせることができるのは神だけ」とか言っているらしく。とどまるどころか勢い増すばかり…(神だけとかw)
御年52(それもビックリ)にして未だ「問題児」扱いのR.ケリーですが。自身のタイトルのみならず、他アーティストへ提供した楽曲や、ゲストとして参加したコラボ曲も多数、ヒットがございます。
出典:Aaliyah
われわれアラフォー世代の名曲といえば、故アリーヤの「Back & Forth」(1994年)ではないでしょうか(人による)。全米ビルボード・チャートで最高5位まで上昇した、彼女のブレイク曲にして代表曲のひとつです。
この曲が収録された彼女のデビュー作『Age Ain’t Nothing but a Number』も全面プロデュースし、ヒットしましたが。当時14歳だった彼女と結婚するため、婚姻届を提出しようとした…なんてヤバ過ぎるゴシップもあったりして。当時からその予兆をみせていたロバート氏です。
出典:B2KVEVO
ちょっと下の世代だと、B2Kの「Bump, Bump, Bump」(2002年)がしっくりくるのかな。といっても、この曲は共同プロデューサーのディディがフューチャーされていて、R.ケリーのプロデュース曲って認識が(一般的には)低いみたいだけど。
出典:Discogs
認識が低いといえば、1992年にリリースされたHi-Five(ハイファイブ)のセカンド・アルバム『Keep It Goin’ On』でのお仕事。
出典:HiFiveVEVO
フェイス・エヴァンスがバックコーラスで参加した冷涼メロウ「Quality Time」は、初期にプロデュースしたタイトルの中でも3つ指に入るくらい(個人的に)すばらしかったです。
この、溢れる才能。アルバム6枚が全米1位、計14作をTOP10入りさせるレジェンドの結末がコレとは…(切ない)。カニエ・ウェストもそうだけど、才能あふれるアーティストほど迷走の度合いが高いな~(だから天才なんだね)
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